生まれ育ててくれた 地元・長野への思い

私は、1980年に兼業農家の次男として長野市に生まれ、育ちました。
幼いころから農業の手伝いをするなかで、作物がどのように育つのかを目の当たりにし、自然の厳しさを受け入れ、豊かな恵みを活かすことの大切さを肌身で感じながら成長しました。また、家業を近くで見ることで、ビジネスや世の中がどう回っているのか、その仕組みや背景に興味や疑問を持つようになりました。

感性が育まれる大切な時期を長野で過ごし、このような実体験を通して得た学びの数々は、私の中に深く根付き、やがては地方が抱える問題と同時に豊かな可能性にも気づく視点をもたらしてくれました。

今現在は、辻・本郷グループの取締役として、地方創生推進の統括を務めながら、経済産業省の検討委員や各種登録専門家として、内閣府や経済産業省における助成事業のサポートを担うほか、自治体のアドバイザーも務めております。長野で培われた多面的視点は、全国各地の地方創生やまちづくり、地方公共団体を取り巻く様々な状況の理解とその課題解決に、大いに役立っていると深く感謝しています。

地方の「今」と「100年先の未来」へ向けて

長野には、豊かな自然と長い歴史、そして、教育への高い意識と活発な地域コミュニティがあります。これらは、先人たちが私たちに残してくれた宝物です。
しかし、各地方が直接世界とつながり、ヒト・モノ・カネ・情報が目まぐるしく行き交い、新たな価値が生み出され続けている現在、これまでのやり方だけに固執して現状を維持し守るだけの姿勢では、先人たちから受け継いできた数々の宝物を次世代へとつなげていくことは、到底出来ないでしょう。

今、現役世代である私たちが、真正面から時代の変化に向き合い、現実に向き合って、目の前にある課題をひとつひとつ解決し、100年先の未来を本気で見据えた取り組みを始めるときです。

そうすることが、私を育ててくれた長野への恩返しであり、ひいては地方の活性と発展、そして豊かな日本の未来につながっていくと強く信じています。私は、ここ長野から、日本の明るい未来をつくってまいります。

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