未来を担う子供たちへの思い 〜真の自立・自律と助け合い〜
NPOを立ち上げた15年ほど前から、学校訪問やスポーツ、地域での活動等を通して多くの子供たちと出会ってきました。そのなかで、児童養護施設で生活する子供たちとも深いかかわりを持つようになりました。彼らと向き合い、成長を見守り、独り立ちのサポートをしながら、やがて未来を担う子供たちに、教育や進路選択における「機会の平等」を実現したいと強く思うようになりました。
私は、誰もが熱意と希望とそれに合う能力があれば、扉が開かれる社会をつくりたい、
つくらなければならないと思っています。
子供たちを育むことは、日本の未来を創造すること
子供たちの将来への可能性を広げ、豊かな人生を歩むための選択肢を増やすには、教育費や給食費の無償化等により、安心して教育を受けられる環境を整えることはもちろん、情報・経済といった各種リテラシー教育の導入により、「自ら考える力」をしっかりと養うことが重要だと考えます。
今後ますますグローバル化が進むなかで、既成概念にとらわれず、自ら道を切り開く力を育まれた子供たちが、文化や背景、価値観の異なる人々と協働し、日本国内にとどまらず世界で活躍することでしょう。今、未来を見据えた教育改革を行うことが、国際社会に貢献する日本の未来をつくることにもつながっていきます。
真の自立・自律とは助け合えること
私が考える「自立」とは、自分の力で身を立てることのみならず、挑戦するために自ら立ち上がることです。「自律」とは、自らで考え判断し行動できることで、それは他のひとを助けることができる強さと優しさを持ちながら、互いに助け合えることであると考えます。
私は、子供たちの真の自立・自律を手助けするための教育と、自らの夢や希望を諦めずに何度でも挑戦できる、寛容で活力のある社会を実現してまいります。